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  8.6 ヒロシマ平和へのつどい2016
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 ◆8.6 ヒロシマ平和へのつどい 2016
 
 チラシのダウンロード→チラシ表 PDF(2.04M)  チラシ裏 PDF(0.87M)

8・6ヒロシマ平和へのつどい2016

「日米軍事同盟、核・原子力推進、壊憲 - 私たちはどう対峙すべきか」
 
●日  時:8月5日(金)午後5時~7時半
●会  場:広島市まちづくり交流プラザ北棟5階研修室ABC
●記念講演:佐高 信(評論家、『週刊金曜日』編集委員) 

         講演タイトル「誰が平和を殺すのか」

●参加費 :1,000円
●主  催:8・6ヒロシマ平和へのつどい2016実行委員会(代表/田中利幸)
 連絡先:広島市中区堺町1-5-5-1001
 (電話)090-4740-4608(FAX)082-297-7145(Eメイル)kunonaruaki@hotmail.com
 賛同金:一口1,000円
 郵便振替:01320‐6‐7576「8・6つどい」
 http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/tudoi.html  

▼関連企画
8月6日(土)
  7:00~ 「市民による平和宣言2016」「8.6新聞意見広告」配布行動(原爆ドーム前)
  7:45~ グラウンド・ゼロのつどい(原爆ドーム前)
  8:15~ 追悼のダイ・イン(原爆ドーム前)
  8:30~ 「8・6 広島デモ 原発も核兵器もない世界を」(原爆ドーム前~中国電力本社))
  9:30~10:30中国電力本社前・脱原発座り込み行動
●フィールドワーク
 8月5日(金) 9:30~13:00原民喜の「夏の花」を歩く
      13:00~17:00米軍岩国基地/錦帯橋バスツアー   
 8月6日(土)12:00~16:30ヒロシマ・スタディ・ツアー2016「広島湾の戦争遺跡と軍事施設を巡る」


≪呼びかけ文 ≫
 8000万人という未曾有の死者を出した人類史上最悪の政治社会現象、第二次世界大戦の終結から71年。天皇制日本軍国主義国家は、連合諸国の軍事力と中国民衆の抗日武装闘争を核とするアジア・太平洋民衆の抵抗闘争によって完全に敗北しました。米国政府は、対ソ連・戦後世界戦略の観点から、軍事的には全く必要のない広島・長崎への原爆攻撃を決行しました。また、天皇裕仁と日本政府が「国体護持=天皇制の維持」に固執してポツダム宣言受諾を遅らせたことも、米国による原爆攻撃を結果的には自ら招く要因となりました。したがって、天皇制には原爆無差別大量殺戮を引き起こした責任があります。
 こうして日本の侵略戦争は、アジア太平洋各地での残虐・殺傷・破壊行為、日本全土の空襲と原爆による無数の自国民の死傷者と破壊を引き起こしました。戦後、広島では、占領軍による検閲体制の下、大田洋子、栗原貞子、原民喜、正田篠枝、峠三吉、山代巴、丸木位里・俊ら文学者・芸術家による原爆への徹底批判が始まりました。どんな状況下でも人間性を深く追求し続けた彼ら、彼女らの信念が、今の私たちを支えています。
 大陸出兵の拠点であった軍都廣島は侵略戦争に対して大きな責任を負っています。ゆえにヒロシマの私たちの課題は、米国の原爆・焼夷弾無差別大量殺戮責任と日本国家の侵略戦争・残虐行為責任を同時に問う運動でなければなりません。日米両国の明確な戦争責任認識と両国政府の明確な被害者への謝罪なしには、真の意味での「戦後」も「和解」もありえません。
 このような立場から、「私たちはオバマ大統領に米国政府の原爆無差別大量虐殺について謝罪を要求します 同時に日本政府のアジア太平洋侵略戦争について安倍首相の謝罪を要求します  -日本国憲法第九条を擁護する立場から- 」という「オバマ大統領と安倍首相への謝罪要求アピール」を5月10日に発表し、オバマ広島訪問の5月27日までに382名の方々と8つの団体から賛同を得ました。オバマと安倍の日米両国首脳の広島同時訪問・広島演説の意味は、日米両国の戦争責任を不問にし、日米両国による核武装・原子力を推進し、軍事同盟を強化するものであり、安倍政権による9条破壊=改憲攻勢への布石であると、私たちは考えます。
 安倍政権は、「日本軍慰安婦=性奴隷」の名誉回復を妨害し、「侵略戦争」という歴史的事実さえなかったことにしようと教科書を改悪し、沖縄辺野古米軍新基地建設をあきらめようとしません。集団的自衛権行使容認の戦争法・日米新ガイドライン体制・南スーダンPKO駈け付け警護をこの秋にも発動しようとしています。尖閣問題を口実に先島諸島への自衛隊配備、京都・経ヶ岬への米軍Xバンドレーダー基地建設、岩国への横須賀を母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンの第五空母航空団の厚木からの移駐(極東最大120機常駐態勢、愛宕山での米軍住宅建設)、旧軍港4市(横須賀・舞鶴・呉・佐世保)の自衛隊海外派兵拠点化など、軍事大国化は急速に進んでいます。
 1957年のウラル・チェリヤビンスク、ウィンズケール、1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブィリ、1999年の東海村、2011年の福島での原発事故は、これまで世界各地で起きている様々な原発関連事故による核被災のほんの一部にしかすぎません。これらの核被災が明らかにしていることは、放射能は人間のみならず動植物を含む海陸の生きもの全てを無差別に且つ大量に「殺傷」するということです。この人間の行為は、人類とすべての生物と地球を絶滅の危険に曝すことを厭わない明確な「犯罪行為」です。あらゆる生きものに敵対する核・原子力体制を廃止することこそが、福島放射能汚染危機から学んだ教訓です。「放射線は外部から大量に浴びない限り、健康に大きな影響はない」とする「放射能安全神話」を打ち破り、「放射線は、浴びることが外部でも内部でも少なければ少ないほどよい」という考え方を市民共有の常識にせねばなりません。海外市民を犠牲にしてまで利益を上げようとする安倍政権による「原発=被曝の輸出」にも、川内原発に続く伊方原発再稼動にも私たちは断固反対します。
 したがって、私たちにいま要求されていることは、総体的且つ長期的に観れば、単なる人間としての「世直し」の倫理的行動ではなく、あらゆる生命体を守るための「生きもの」としての倫理的行動なのです。核被害の根底的原因を追及し、核・原子力による全地球的・生物的破局を阻止しなければなりません。そして、日本国憲法破壊=明文改憲にいよいよ突き進む安倍政権と私たちはどう対峙すべきか、どのように私たちは安倍による日本社会破壊をくい止めるか、このことを考え実践するための集会を呼びかけます。
 
  この呼びかけ文を、故・鶴見和子氏が詠った言葉に託します。

       生類の破滅に向う世にありて、生き抜くことぞ終(つい)の抵抗

 

関連リンク
★吹禅 Yuki Tanaka 田中利幸 ブログ
http://yjtanaka.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html