8.6ヒロシマ平和へのつどい 2007
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8・6ヒロシマ平和へのつどい2007&スタディークルージング(PDF) ・ フィールドワーク2007(PDF) | |||||
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●協賛団体・呼びかけ人のみなさん 【賛同団体】 ピースサイクル全国ネットワーク/ 第九条の会ヒロシマ/ ピースリンク広島・呉・岩国/ 広島YWCA/ 【全国よびかけ人】 山口たか(日独平和フォーラム北海道代表)/ 江川靖子(北海道)/ 村上啓子(被爆者、茨城県)/ 寺尾光身(名古屋工業大学名誉教授、埼玉県)/ 天野恵一(新しい反安保行動をつくる実行委員会、反天皇制運動連絡会)/ 井上澄夫(市民の意見30の会・東京)/ 川崎 哲(ピースボート)/ 高田 健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)/ 吉田嘉清(平和事務所)/ 白倉 健(ピースサイクル全国ネットワーク事務局長、長野県)/ 竹内康人(人権平和浜松)/ 山本みはぎ(不戦へのネットワーク、愛知県)/ 中北龍太郎(弁護士、関西共同行動)/ 米澤鐵志((財)京都府原爆被災者の会宇治支部役員、(宇治)平和の会世話人/ 田村順玄(岩国市議)/ 進藤狂介(被爆問題研究者、山口県)/ 村田 久(北九州かわら版)/ 舟越耿一(長崎大学教員、長崎ピースウィーク実行委員会)/ 池田年宏(大分ピースサイクル)/ 【広島よびかけ人】 赤木弘子(広島YWCA)/ 足立修一(弁護士)/ 池田幸慶(9条があぶない!三原市民の集い)/ 上山耕平(広島市立大学大学院生)/ 大月純子(わたしたちの性と生を語る会・広島代表)/ 岡本三夫(第九条の会ヒロシマ世話人代表)/ 奥原弘美(平和と民主主義をめざす全国交歓会・広島)/ 小野康邦(郵政ユニオン広島中央支部長)/ 郭 文 鎬(在日韓国民主統一連合広島本部)/ 嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表)/ 上関英穂(郵政労働者ユニオン中国地方本部執行委員長)/ 北西 允(広島大学名誉教授) 木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会)/ 木村浩子(呉YWCAWe Love 9 条)/ 久野成章(環境社会主義研究会)/ 久保田十一郎(日本キリスト教団西中国教区・広島西分区牧師会)/ 米今達也(郵政ユニオン呉支部)/ さとうしゅういち(社会市民連合)/ 実国義範(平和を考える市民の会)/ 篠原 收(広島女学院大学教員)/ 柴田もゆる(教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま)/ 島村真知子(第九条の会ヒロシマ)/ 菅原繁隆(郵政ユニオン呉支部長)/ 高橋博子(広島市立大学広島平和研究所)/ 田中利幸(「原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島」実行委員会共同代表)/ 竹本和友(ピースサイクル広島ネットワーク事務局長)/ 伊達 工(ピースサイクル全国ネットワーク共同代表)/ 谷本大岳(ピースサイクル広島ネットワーク副代表)/ 土屋博嗣(郵政ユニオン広島東支部書記長)/ 土井桂子(ヌチドゥタカラ(命こそ宝)ひろしま)/ 戸村良人(広島YWCAヒロシマの今から過去を見て回る会)/ 長尾真理子(呉YWCA)/ 中峠由里(呉YWCAWe Love 9 条)/ 永富やす子(呉YWCA We Love9条)/ 中村裕一(郵政ユニオン広島東支部)/ 夏原信幸(三菱広島・元徴用工被爆者裁判を支援する会)/ 西浦紘子(廿日市教会信徒)/ 西岡由紀夫(全国被爆二世教職員の会)/ 新田秀樹(ピースリンク広島・呉・岩国世話人)/ 沼田鈴子(被爆者、広島アジア友好学院院長)/ 橋本 真(教科書ネット) 馬場浩太(広島修道大学名誉教授)/ 林 辰也(広島YMCA名誉主事) 日南田成志(イラク市民レジスタンス連帯委員会・広島)/ 平岡典道(ピースリンク広島・呉・岩国)/ 平賀伸一(広高教組呉地区支部平和教育推進部長)/ 藤井純子(第九条の会ヒロシマ)/ 前田勝章(ピースアクション福山代表)/ 増田千代子(ボイス・オブ・ヒロシマ) 増見新次(郵政労働者ユニオン中央執行委員)/ 三嶋研二(郵政ユニオン広島東支部長)/ 溝田一成(脱原発へ!中国電力株主行動の会)/ 宮地靖子(広島YWCA)/ 村中信行(郵政ユニオン広島中央支部)/ 森瀧春子(核兵器廃絶をめざすヒロシマの会共同代表)/ 山内正之(毒ガス島歴史研究所)/ 山田順二(平和のための通訳者グループ・HIP)/ 山田忠文(広島アジア友好学院理事長)/ 山田禮正(人民の力)/ 山広賢治(郵政ユニオン中国地本)/ 湯浅一郎(ピースリンク広島・呉・岩国世話人)/ 横原由紀夫(広島県原水禁元事務局長)/ 吉井信夫(ピースサイクル広島ネットワーク代表)/ 淀谷浩哉(郵政ユニオン安芸府中支部)/ 渡辺朝香(「世界の命=広島の心」を歌おうよの会)/ 渡田正弘(グローバリゼーションを問う広島ネットワーク)/ (7月29日現在) |
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●8.6ヒロシマ平和へのつどい 2007 <活動報告> | ||
●集会(西区民文化センター)参加者200名。 今年のテーマは、「変わる時代 変わらぬ誓い 平和の希求―歩く、見る、聴く、ひろしま―」 司会は、「ピースリンク」、「私たちの性と生を語る会」の大月純子さん。 ◆「ヒロシマから」木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会)さん 両親と姉が被爆(姉は母親の体内で被爆)、祖母は爆死したことを明らかにし、62年前の原爆と自分の活動が不可分の関係にあると語った。その上で原爆投下を「しょうがない」と発言した久間前防衛大臣と久間発言の本質に全く気づかなかった安倍首相を厳しく批判した。久間だけではない。かつての侵略戦争にたいする閣僚の「失言」はヒロシマの経験を歴史の彼方に追いやろうとする動きであり、アメリカの核の傘にいる限り日本には核廃絶をいう資格はない、と木原さんは訴えた。そして、「ヒロシマ・ナガサキの事実が今こそ重要であり、「今」の中にこそ活かしていかなければならない。一人の被爆者がいなくなってもヒロシマはヒロシマでなければならない」「ヒロシマ・ナガサキを見、聞き、そして思想化させていく」と力強く宣言した。 ◆「ヒロシマ・ナガサキの継承とこれからの課題」豊永恵三郎 (被爆者、韓国の原爆被害者を救援する市民の会・広島支部長)さん 自身の被爆体験と在外被爆者の補償獲得の成果、そして被爆経験の継承の展望について提起があった。広島においても平和教育の締め付けが年々厳しくなっており、さらに被爆教員の高齢化などの問題がある。広島や長崎には毎年大勢の修学旅行生がくるし、平和を祈って折り鶴も送られる。だが、結果はどうなのか? どちらもただやるだけでは意味がない。例えば、修学旅行の感想文を平和教育のなかで活かしていくことで、被爆を伝える側と伝えられる側の有機的な結合が図れるのではないか、と豊永さんは提起した。今後の課題として豊永さんは、アメリカの原爆投下までの経緯を検証し直すことと広島こそアジア侵略の基地であったという視点を持ちつつ運動を広げていくことを挙げた ◆「在外被爆者から」陣啓三(北米被爆者の会医療相談医)さん お連れ合いさんと来日した陣さんは、南三篠で被爆後、旧制浦和高校を卒業し・渡米。その後、医学生、医師、教授になった。現在、在米被爆者の医療を診る立場で在外被爆者支援への協力を訴えた。 ◆「ナガサキから」舟越耿一(長崎大学教員、長崎ピースウィーク実行委員会)さん 市長が選挙期間中に暴力団に殺害された事件の背景がいまだにハッキリしないながらも、行政と政治、そして暴力団が一体になった利権の構造があるのではないか、と指摘があった。「被爆地・ナガサキもまたかつての軍都であり、そういう場所で歴代保守系の市長が反核を言うことに民間右翼が我慢できないということがあるのではないか」「そういう点で市長への銃撃は、市民への銃撃なんだろうと思う」とアピールした。 ◆「ピースサイクル全国ネットワークから」池田年宏(大分)さん 教員でもある池田さんは、生ギターの演奏を二曲披露しながらアピールした。 ◆「ピースボート・六ヶ所メッセンジャーから」 ピースボートの若者7名は、一人ずつ六ヶ所村の核燃料再処理工場の問題を提起した。 ◆「広島の歴史をみてまわる会」の久保薫さん 田村正和の物まねスタイルで7日スタディ・クルージングへの参加を緊急に訴えた。 ◆「小田実さんを追悼する」田中利幸(広島市立大学広島平和研究所教授)さん 小田さんの原点が大阪大空襲の体験にあり、人間としての「なんでそんなことが許されるのか」という怒りが原点であり、そこから無限に思索と行動が広がった。私たちもそこを引き継がないと。 ◆「反核運動の展望を考える」中村桂子(ピースデポ)さん 現在進行中のアメリカとインドの核技術協力への危機感が表明された。米印間の協力には原子力供給国グループ(NSG)45カ国すべての賛成がなければならず、日本はこれに対して明確に「ノー」を表明するべきだが8月21日からインドを訪問する安倍首相は協定にゴーサインを与えようとしているのではないか、と中村さんは指摘した。そして、南アメリカや東南アジアなど一部地域で実際に発効している非核地帯を東北アジアでもすすめていきたいと訴えた。 ◆「国民投票、改憲にどう抗していくのか」石口俊一(広島弁護士九条の会)さん 国民投票法成立は重大な局面だが、今参院選結果を見てもわかるように、すんなりと自民と民主で改憲 発議とはならない。時間はある。付帯決議13項目の実施をせまる迫力ある闘いが攻防の環だと訴えた。 ◆「米軍再編にどう抗していくのか」湯浅一郎(ピースリンク広島・呉・岩国)さん 参院選の結果を受けて、アメリカ・ブッシュ政権の支持率低下と関連させて「毎年困難だったが、今年は何か新しいことが始まる気がする」と発言。「米軍再編のなかで日本だけが駐留米軍の規模が大きくなっており日米同盟の世界化、自衛隊海外派兵の恒常化が進んでいる。そうしたなかで(日米政府にとって)憲法9条は改悪しなければいけないものになっている」「岩国の住民投票を巡る問題はこれまで国の専権事項とされていた外交防衛においても主役は市民であることを示せるかどうかだ」と訴えた。 そして、秋の臨時国会でテロ特措法延長への民主党の対応が反戦運動の今後にとっても大きなヤマになること、そして「インド洋で自衛隊がこれまで米軍と一体になって何をしてきたのかを暴露し続けることと参院内情勢をプラスすればテロ特措法廃止も決して夢ではない」と力強い提起で締めくくった。 ◆「市民による平和宣言2007」をファスレーン365行動に参加した上山耕平さんが読みあげて、会場全体の拍手で採択を確認した。 翌日の行動提起を司会の大月さんが行い閉会した。 場所を県民文化センターに移し、全国交流会を行った。 ■8月6日 62年目のその日の早朝。ひっそりと平和公園を訪れる人たちのだいぶ後に、7時から私たちは「市民による平和宣言2007」と「第九条の会ヒロシマ」の新聞意見広告紙を平和公園内各所で配布した。原爆ドーム正面前で、池田さんの「イマジン」を聞きながら、その時刻を待つ。 原爆投下時刻の8時15分、ダイ・インに入った。渡辺朝香さんの独唱=「世界の命=広島の心」(作詞:原田東みん)の歌が響き渡った。 「グラウンド・ゼロのつどい」を平賀伸一さんの進行で開始した。 アピールは以下。 神奈川生活クラブ組合員の子どもたち=ヒロシマ子どもツアーを代表して小学生3人、ピースボート六ヶ所メッセンジャーの青年3人、長崎高校生1万人署名活動の4人、長崎の舟越さん、ピースサイクルの池田さん、東京の「派兵チェック」「反安保実行委員会」の山本英夫さん、関西共同行動の古橋雅夫さん、関西の背高女さんたち、京都の被爆者・米澤鉄志さん、名古屋の山本みはぎさん。 ピースウォークに出発し、中国電力本店前まで元気よくシュプレヒコールをしながら歩いた。「ヒロシマ・ナガサキを忘れるな!アメリカ政府は謝罪せよ!岩国基地強化反対!イラクから撤退せよ!インド洋から撤退せよ!安倍内閣退陣!靖国参拝反対!アジア民衆に償え!上関に原発をつくるな!」。ときおり「戦争をしらない子どもたち」を唱和した。 中国電力前で反原発座り込み行動に入り、各地からのアピールを受けて1時間弱の集会を終えた。 |
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